2005-06-03 05:18:49
アフリカの女性探偵物語−The No.1 Ladies' Detective Agency [ 読書 ]
昨年英国で最も売れたのは'The Da Vinci Code'。次に売れたのはおそらくAlexander McCall SmithのThe No.1 Ladies' Detective Agencyシリーズ。最もこの本、一昨年からずっとベストセラーの棚にあったロングセラー。私自身は昨年夏にシリーズ最初の5冊を一気に読んだ。2004年一番のお気に入り本。
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ボツワナに住む唯一の女性探偵、マ・ラモツァエが主人公(マ、は女性への呼びかけ(Ms、Mme、Frau、といったところですね)。父親が亡くなり、遺産の牛(!)を処分して得た資金で、ボツワナで初めての女性探偵事務所を開設する。持ち込まれる事件は、決して血なまぐさいものではなく、人々の生活に密着した内容のもの。勿論アフリカという土壌も影響している。事件を追うだけでなく、彼女の日常の描写も堪能できる。ボロい白のバンを走らせ事件を追う彼女。自動車修理工場を経営する優しい求婚者(後婚約者)。事務所の秘書。孤児院の院長と子供たち。決して大事件が起こるわけではない、素朴なアフリカの大地で、まっすぐに生きる人たちの暮らしぶりは、読んでいて心地よい。マ・ラモツァエが、祖国ボツワナを誇らしげに思い、亡き父を思い返す描写が繰り返されるが、それらが、アフリカを知らない私にアフリカに対する関心をひきつけさせた。英国では元々アフリカへの関心が高いから(だから今回もLive8でG8首脳にアフリカの貧困への関心を惹かせようというサー・ボブ・ゲルドフの主張に共感する人が多いわけで)、こういう本も受け入れられやすいのかな。著者はエジンバラ大学教授(医療法学)で、アフリカで暮らしたことがある由。昨夏、BBCの朝のニュース番組に出てインタビューを受けていたが、頬を赤くしながら、恥ずかしそうに語る姿が印象的だった。
このシリーズ、TVドラマ化されるはずだけど、どうなったんだろう。是非見てみたい。
翻訳も出てたはずだけど見つからない。英語が平易なので、原書で読むにもお勧め。









